「情報セキュリティマネジメントシステム」の版間の差分

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<div id="manual">
<div id="manual">
=='''一般要求事項'''==
=='''一般要求事項'''==
【目的】<br>
組織は、事業の活動全般および直面するリスクを考慮し、ISMSを確立・導入・運用・監視・見直・維持・改善をする。これはPDCAプロセスに基づいて行わなければならない。
組織内の情報セキュリティを管理するため。


<div class="example">
つまり、情報セキュリティマネジメントシステムを構築、維持、管理することで、'''利害関係者による適正な評価、判断が得られ、信頼をも得ることができるよう十分に設計されたものである。'''<br><br>
===情報セキュリティ責任の割当て[A6.1.3]===
【管理策】<br>
<em>すべての情報セキュリティ責任を、明確に定めなければならない。</em><br>
【解説】<br>
情報資産の保護責任や、ISMS運用の実施責任は誰にあるのかを明確にするため、責任部門や責任者を具体的に明示する必要がある。<br>


<div class="example">
<div class="example">
'''当社ではISMS実施責任を「組織管理規定」「要員管理規定」「職務権限管理規定」で、情報資産の保護責任は「情報資産管理規定」で定めている。'''<br>
===情報セキュリティとは===
*・ISMS事務局・ISMSリーダーが中心にISMSを運用実施している。また、個々の情報資産については保護ラベルで取扱責任者を明示している。
情報セキュリティとは、情報を安全な状態にしておくことである。<br>
ISO27001では、情報セキュリティを「情報の機密性、完全性、可用性を維持すること」と定義している。<br>
つまり、情報セキュリティの基本は、'''<em>機密性</em>'''、'''<em>完全性</em>'''、'''<em>可用性</em>'''という3つの用件を満たしている状態といえる。<br><br>
'''機密性…許可された者が、許可された時に、許可された場所で利用できる状態''' ・・・例)不正アクセスや過失などによる情報漏洩や流出からの保護<br>
'''完全性…資産の正確さ及び完全さを保護している状態''' ・・・例)データの誤入力、誤処理などからの保護<br>
'''可用性…情報資産を利用したいときに利用できる状態''' ・・・例)システム障害などからの保護<br><br>
[[画像:ims02.jpg]]
</div>
</div>
</div>


<div class="example">
<div class="example">
===情報処理設備の認可プロセス[A6.1.4]===
===情報セキュリティマネジメントの必要性===
【管理策】<br>
企業活動全般において、情報資産(情報・情報処理施設)は必要不可欠である。また、情報資産は経営戦略、業務プロセスと密接な関係にあると言える。<br>
<em>新しい情報処理設備に対する経営陣による認可プロセスを定め、実施しなければならない。</em><br>
その中で、'''情報資産が利用できなくなると、顧客や取引先に多大な影響を与える'''ことになり、情報資産が企業経営に与える影響は計り知れない。<br>
【解説】<br>
情報処理にかかわる設備・施設の導入については、情報セキュリティに及ぼす影響が大きいことから、導入に関する経営陣の承認プロセスを定める必要がある。
<div class="example">
<div class="example">
'''当社では「施設・設備管理規定」で定めている。'''<br>
'''→ ポイント'''<br>
*・ISMS事務局にて調整・検討を行い、ISMS委員会(社長・役員も所属)にて承認を得る。
情報資産が企業経営に影響を及ぼす場合は、'''経営者の責任が問われることになる'''。<br>
つまり、<em>情報セキュリティマネジメントシステムを構築し、リスクを回避する必要</em>がある。
</div>
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<div id="manual">
=='''情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の確立及び運用管理'''==


<div class="example">
<div class="example">
===秘密保持契約 [A6.1.5]===
===情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)とはなにか?===
【管理策】<br>
ISMSとは、情報セキュリティが関わる組織の目標を達成するために必要なマネジメントを効率的・効果的に行う為の仕組みである。このマネジメントシステムにおいて重要な事は、その管理が継続的かつ有効に機能する事である。そのためには、'''組織においてPDCAモデルが確立'''されている必要がある。<br><br>
<em>情報保護に対する組織の必要を反映する秘密保持契約又は守秘義務契約のための要求事項は、特定し、定めに従ってレビューしなければならない。</em><br>
[[画像:ims04.jpg]]<br><br>
【解説】<br>
'''1:計画(ISMS の確立)'''<br>
会社と従業員との間で交わす秘密保持契約には、秘密情報を保護するための要求事項を取り上げる。<br>
組織の全般的方針及び目的に従った結果を出すための,リスクマネジメント及び情報セキュリティの改善に関連した,ISMS 基本方針,目的,プロセス及び手順の確立<br><br>
秘密保持契約に関する要求事項は、定期的に、及びこれら要求に影響する変化が発生した場合にレビューしなければならない。
'''2:実行(ISMS の導入及び運用)'''<br>
ISMS 基本方針,管理策,プロセス及び手順の導入及び運用<br><br>
'''3:点検(ISMS の監視及びレビュー)'''<br>
ISMS 基本方針,目的及び実際の経験に照らした,プロセスのパフォーマンスのアセスメント(適用可能ならば測定),及びその結果のレビューのための経営陣への報告<br><br>
'''4:処置(ISMS の維持及び改善)'''<br>
ISMS の継続的な改善を達成するための,ISMS の内部監査及びマネジメントレビューの結果又はその他の関連情報に基づいた,是正処置及び予防処置の実施<br><br>
 
<div class="example">
<div class="example">
'''当社では「要員管理規定」で定めている。'''<br>
'''→ ポイント'''<br>
*・社員は「機密保持誓約書」の提出、派遣社員は「機密保持契約書」の締結を行う。
つまり、情報セキュリティマネジメントシステムにおいては、<em>PDCAモデルを継続的に回す事で、セキュリティレベルをより確実なものとして運用を行う事が出来る。</em>
*・内容についてはISMS管理責任者がレビューする。
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<div id="manual">
=='''ISMS構築手順、基本的枠組み'''==
<div class="example">
<div class="example">
===情報セキュリティの独立したレビュー[A6.1.8]===
ISMSでは、次の手順においてマネジメントシステムを構築している。<br>
【管理策】<br>
[[画像:ims05.jpg]]<br>
<em>情報セキュリティ及びその実施のマネジメントに対する組織の取組み(例えば、情報セキュリティのための管理目的、管理策、方針、プロセス、手順)について、あらかじめ計画した間隔で、又はセキュリティの実施に重大な変化が生じた場合に、独立したレビューを実施しなければならない。</em><br>
【解説】<br>
ISMSを構築したら、その内容とそれが確実に実施されているかどうかをレビューしなければならない。レビューは日常業務の枠から独立した形で、定期的又は業務や情報施設、ISMSに大きな変更があった場合に行う。
<div class="example">
<div class="example">
'''当社では「セキュリティマニュアル」で定めている。'''<br>
'''→ ポイント'''<br>
*・マネジメントレビュー、内部監査にてレビューを行っている。
ISMSの構築は、<em>「方針の定義 → リスクの特定・分析・評価 → 管理策の選択 → 経営陣の承認・許可」</em>の過程を経て確立される。また<em>確立されたマネジメントシステムは、PDCAモデルを通して運用、管理されます。</em>
</div>
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<div id="manual">
=='''外部組織[A6.2]'''==
【目的】<br>
外部組織によってアクセス、処理、通信、又は管理される組織の情報及び情報処理施設のセキュリティを維持するため。


<div class="example">
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===外部組織に関係したリスクの識別[A6.2.1]===
 
【管理策】<br>
<em>外部組織がかかわる業務プロセスからの、組織の情報及び情報処理施設に対するリスクを識別しなければならない。また、外部組織にアクセスを許可する前に適切な管理策を実施しなければならない。</em><br>
【解説】<br>
第三者が情報処理施設及び設備へのアクセスすることの必要性、アクセスを許可した場合に生じるリスクなどについて評価し、その結果をふまえて必要な管理策を講じる。<br>


<div class="example">
'''当社では「施設・設備管理規定」で定めている。'''<br>
*・管理レベルにより、社内エリアを区分し、入退管理を実施する。
*・身分証による識別/施設入退室管理表によるビジターバッジ・入館証発行/昼休み・18時~9時の施錠/受渡場所の設定/作業時の社員立会など
</div>
</div>


<div id="manual">
=='''文書化に関する要求'''==


<div class="example">
<div class="example">
===第三者との契約におけるセキュリティ[A6.2.3]===
まず、情報セキュリティマネジメントシステムが確立され、それが適切に運用されなければならない。その中で、文書化はマネジメントシステムを確立し、適切に運用する為に必要なだけではなく、それを実施している事の証拠としても必要となる。<br>
【管理策】<br>
それは、'''第三者に対し説明する際や、ISMS内部監査部門及び経営陣がISMS稼動状況をチェックする際にも必要となる。'''<br><br>
<em>組織の情報若しくは情報処理施設が関係するアクセス・処理・通信・管理にかかわる第三者との契約、又は情報処理施設に製品・サービスを追加する第三者との契約は、関連するすべてのセキュリティ要求事項を取り上げなければならない。</em><br>
[[画像:ims07.jpg]]<br>
【解説】<br>
情報処理や社内の情報処理設備の管理を外部委託する場合は、その委託先と外部委託に関係する要求事項(責任範囲・守秘義務・損害賠償・注意義務など)について明確に定めた契約を締結する。<br>


<div class="example">
<div class="example">
'''当社では「外部組織管理規定」「外部委託管理規定」で定めている。'''<br>
'''→ ポイント'''<br>
*・外部委託先起業とは機密保持契約を締結している。
ISMS文書を記録、保管する事で効率的に管理する事ができ、<em>ISMSの適切な運用及び説明の実施が可能となる。</em>
</div>
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2010年3月18日 (木) 12:34時点における最新版

教育資料01の情報セキュリティマネジメントシステムです。
ISMS教育資料ISMSの内部監査、及びマネジメントレビュー

一般要求事項

組織は、事業の活動全般および直面するリスクを考慮し、ISMSを確立・導入・運用・監視・見直・維持・改善をする。これはPDCAプロセスに基づいて行わなければならない。

つまり、情報セキュリティマネジメントシステムを構築、維持、管理することで、利害関係者による適正な評価、判断が得られ、信頼をも得ることができるよう十分に設計されたものである。

情報セキュリティとは

情報セキュリティとは、情報を安全な状態にしておくことである。
ISO27001では、情報セキュリティを「情報の機密性、完全性、可用性を維持すること」と定義している。
つまり、情報セキュリティの基本は、機密性完全性可用性という3つの用件を満たしている状態といえる。

機密性…許可された者が、許可された時に、許可された場所で利用できる状態 ・・・例)不正アクセスや過失などによる情報漏洩や流出からの保護
完全性…資産の正確さ及び完全さを保護している状態 ・・・例)データの誤入力、誤処理などからの保護
可用性…情報資産を利用したいときに利用できる状態 ・・・例)システム障害などからの保護

情報セキュリティマネジメントの必要性

企業活動全般において、情報資産(情報・情報処理施設)は必要不可欠である。また、情報資産は経営戦略、業務プロセスと密接な関係にあると言える。
その中で、情報資産が利用できなくなると、顧客や取引先に多大な影響を与えることになり、情報資産が企業経営に与える影響は計り知れない。

→ ポイント
情報資産が企業経営に影響を及ぼす場合は、経営者の責任が問われることになる
つまり、情報セキュリティマネジメントシステムを構築し、リスクを回避する必要がある。


情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の確立及び運用管理

情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)とはなにか?

ISMSとは、情報セキュリティが関わる組織の目標を達成するために必要なマネジメントを効率的・効果的に行う為の仕組みである。このマネジメントシステムにおいて重要な事は、その管理が継続的かつ有効に機能する事である。そのためには、組織においてPDCAモデルが確立されている必要がある。



1:計画(ISMS の確立)
組織の全般的方針及び目的に従った結果を出すための,リスクマネジメント及び情報セキュリティの改善に関連した,ISMS 基本方針,目的,プロセス及び手順の確立

2:実行(ISMS の導入及び運用)
ISMS 基本方針,管理策,プロセス及び手順の導入及び運用

3:点検(ISMS の監視及びレビュー)
ISMS 基本方針,目的及び実際の経験に照らした,プロセスのパフォーマンスのアセスメント(適用可能ならば測定),及びその結果のレビューのための経営陣への報告

4:処置(ISMS の維持及び改善)
ISMS の継続的な改善を達成するための,ISMS の内部監査及びマネジメントレビューの結果又はその他の関連情報に基づいた,是正処置及び予防処置の実施

→ ポイント
つまり、情報セキュリティマネジメントシステムにおいては、PDCAモデルを継続的に回す事で、セキュリティレベルをより確実なものとして運用を行う事が出来る。


ISMS構築手順、基本的枠組み

ISMSでは、次の手順においてマネジメントシステムを構築している。

→ ポイント
ISMSの構築は、「方針の定義 → リスクの特定・分析・評価 → 管理策の選択 → 経営陣の承認・許可」の過程を経て確立される。また確立されたマネジメントシステムは、PDCAモデルを通して運用、管理されます。



文書化に関する要求

まず、情報セキュリティマネジメントシステムが確立され、それが適切に運用されなければならない。その中で、文書化はマネジメントシステムを確立し、適切に運用する為に必要なだけではなく、それを実施している事の証拠としても必要となる。
それは、第三者に対し説明する際や、ISMS内部監査部門及び経営陣がISMS稼動状況をチェックする際にも必要となる。


→ ポイント
ISMS文書を記録、保管する事で効率的に管理する事ができ、ISMSの適切な運用及び説明の実施が可能となる。