インセンティブ
インセンティブとは、広義には人や組織に行動を促す「動機付け」のこと。すなわち意欲を刺激することです。本来のincentiveの意味は「刺激的な、奨励的な、意欲刺激、誘因、動機」など。経済学では、費用と便益を比較する人々の意思決定や行動を変化させるような誘因をいう。
インセンティブはあくまで外からの刺激により本人にやる気を出させることです。一方、モチベーションは自分で刺激を作り(たとえば、海外旅行に行きたいから残業を頑張る)、やる気を出すことになります。
心理学的には、「やる気」の動機づけというのは、
・外発的動機=賞罰・叱責など(外側から)
・内発的動機=楽しい・自分のためなど(内側から)
の2つがあり、インセンティブは外発的動機付けに該当します。
「やる気」のない人に意欲を出させるとき、インセンティブは効果的です。しかし、その反面で、関心が報酬だけに向かってしまうことや、インセンティブに慣れたり、無くなった場合の「意欲低下」が問題視されます。人間が成長するためには、持続的な努力が必要ですが、外発的動機付けの一手段であるインセンティブはその部分に問題を抱えています。
■インセンティブの例
- 会員獲得のための「賞品付きキャンペーン」
- 売上目標を達成した営業担当者に対しての「報奨金」
- プロ野球の契約の「出来高払い」