第四回:コンビニ作法--コンビニ安全活用術

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コンビニ作法--コンビニ安全活用術

 ちょっとした買い物に欠かせない場所であるコンビニエンスストア(コンビニ)は、会社の付近でも、自宅の近辺でも、ほぼ毎日利用するのではないか。
あまりにも頻繁に利用するので、危険性について考えたことは少ないだろう。
「ただ利用しているだけ」と思っていても、実は意外な落とし穴がある。
セキュリティ対策の一環としての“コンビニ安全活用法”を考えてみよう。

 ランチのお弁当、飲み物、新聞や雑誌、替えのストッキング、化粧品など……。
自宅近くでは遅くなった時にちょっとした総菜なども買うかもしれない。
宅配便の荷物を依頼したり、公共料金や電話料金の払い込み、現金の引き出しと、まさに「コンビニエント」「便利さ」ではピカイチだ。
しかし、夜間などは店頭に若者がたむろしていたり、酔っぱらった男性が雑誌棚の前にいたり、と、昼間とは違った様相を呈する。

家の近くこそ油断は禁物。
コンビニであなたは見られている

 日中、飲食物や小物を購入するぶんにはほとんど危険はないだろうが、
例えば何かの料金払い込みなどでは、自分の氏名・住所などの個人情報を明かすことになる。
できれば女性店員が応対してくれる時を選んで依頼するのが望ましい。
また、自宅付近のコンビニでの払い込みはやめておく方が賢明だ。なるべく早目に金融機関での自動引き落としにしてはどうか。

 宅配便など荷物を依頼する時には、伝票の送り主欄にも受取人の住所氏名を書くか、「本人」と記して、自分の情報は書かない方がいい。
受取人には事前に荷物を送ることを連絡しておこう。もしくは男名にしたり、事実を書かざるを得ない場合は、
やはり、できるだけ女性店員を選ぶか、郵便局まで足を伸ばそう。

 夜遅くなった時の帰宅時に、1人分の総菜などを買い込むのは「私はひとり暮らしです」と知らせるようなものだ。
「お箸は」と聞かれたら、「2つお願いします」と言ったり、ドリンク類を2本以上買う、保存食品などと合わせて買うなど、
1人分と悟られないように工夫するといいだろう。

 ATM(現金自動預払機)の利用は、手数料がかからない場合もあるなど、コンビニで現金を引き出すことが当たり前になってきつつある。
しかし、やはり夜間の利用には注意しよう。いくら手元を見えないように隠しても、
「現金を引き出した」事実は一目瞭然だ。その金を狙って音もなく後ろからつけてくる人物がいるかもしれない。

 帰る道すがら、店頭でたむろしていた少年らの仲間につけられて、引き出したばかりの現金を奪われた男性のケースもあるのだ。
夜遅くに現金が必要になるようなことも少ないだろうが、現金の引き出しは日中に済ませておくか、翌朝にしよう。

 自宅にいる時に、何かが必要になりコンビニに出かけることもあるだろう。
そのような時に夏だからといって、深夜にタンクトップにミニスカートや肌の露出が多い衣服は避けた方がいい。
対照としてジーンズなどのパンツスタイルにシャツ、といった服装と比べると、どちらが安全かは言うまでもない。

 深夜、「近くだし、ちょっとの買い物だから」と、タンクトップ姿で出かけた女性が、
アダルト雑誌に見入っていた酔った男に露骨にじろじろと見られて恐怖を感じたと言う。望まぬ事態を避けるためにも身なりには気を使おう。

 のんびりと店内を見ている間によからぬ興味を抱かれて、尾行されたりすることもありえるのだ。
店内に入ったら、あやしい人やヘンな人がいないか、中にいる人たちをさりげなく観察するくらいの意識を持つようにしよう。
不審な様子の人には要注意だ。

夜道で危険を感じたら……
身を守るためのコンビニ活用防犯テク

 多くのコンビニが24時間営業している。残業などで遅くなった時に、明るい店の灯りはホッとさせられる。
最寄り駅から自宅までの間、ちょっと足を伸ばせば少なくとも2、3軒の店はあるのではないか。
必ず誰かがいる場所なので、いざという時に逃げ込める場所として貴重である。

 買い物をした後であっても帰宅経路で不安なことがあれば、もう一度店に戻るくらいの考えを持っておこう。
ある女性が夜道で男に尾行されていたので、コンビニに入って時間をつぶして、ちょっとした買い物をして店を出た。
ところが、コンビニ横にあった駐車場内に男が潜んでいて、店に出入りの際に鳴るピンポーンの音で女性が店を出たことを知り、
店を出た後もまたつけてきたのだ。

 女性はすぐに男に気がついて、店に戻って店の人に事情を説明したところ、さすがに男はそれ以上はつけてくることはなく去って行ったという。
身の安全のために遠慮はいらない。大いに利用すべきだ。
脅えて自宅に帰ってしまい、つけられて自宅を特定されるようなことは絶対に避けなくてはならない。

 自宅付近、帰宅時に立ち寄るコンビニはできれば特定せず、数軒をローテーションで利用しよう。
自分の生活や行動の情報はなるべく分散させた方がいい。

 また、何らかの事件が起きたり、行方不明になった人がいた場合、足取りというのが大切な意味を持ってくる。
勤務先や駅を出たあと行方が知れない…といったことが多いが、防犯カメラが設置されているコンビニを利用することで
「アリバイ=現場不在証明」ならぬ「存在証明」として利用することができる。

 ひとり暮らしの場合、不測の事態が起きた時に、目撃者が居ないということがあり得るので、できるだけ記録を残すことも必要になってくる。
いつものように買い物をして帰る、という行動がビデオに残っていて、万が一の際に事件解決の糸口にならないとも限らない。

 「コンビニ強盗」事件も多発している。
うっかり遭遇してしまわないように、店の場所、周囲の環境、時間帯(特に深夜から早朝は危ない)なども考えて利用するようにしよう。
コンビニを便利なだけでなく、安全に利用することも都市生活者のサバイバルテクニックの一つなのだ。



第五回:誘う窓 〜 侵入者は見逃さない