個人の危機管理
「危機管理」という言葉がマスコミをにぎわすようになって久しい。
国家の、あるいは企業の、というイメージでとらえられがちだが、一般市民にとっても日々の生活を安全に無事に過ごすためには
「個人の危機管理」が必要である時代になってきた。
経済的あるいは身体的な危機はもちろんのこと、様々な危機に備えてあらゆる対策を用意しておくことが重要である。
幸い、経済や健康に関する情報はたくさんある。自分にとって必要な情報を選ぶことが可能だ。しかし、こと、防犯や護身といった、
セキュリティに関する情報についてはどうだろうか。事件や事故の報道は結果だけしか知ることができない。
対策とは相手と自分を知ってこそ出てくる知恵である。「敵を知り己を知る」ことが危機管理の原則だ。
敵は共通のものであっても、対する己(自己)は、人それぞれ、性格も体力も違う。「自分に合った対策は自分にしかできない」のだ。
よく言われる「自分を守るのは自分」の真意はここにある。
身近な危機を認識して自分に合った対策を講じ、被害を未然に防ぐ。あるいは、被害を最小限に食い止めるためにベストを尽くすこと。
情報を得て、自分が考えて対処する。これは現代の自己防衛術である。すなわち「知的護身術」だ。
暴力や犯罪に屈して人生を暗くつまらないものにしてはならない。女性だからこそ起こり得る危機に対して、知的に対応すること。
降りかかる危険の火の粉を遠ざけて、無事に生き抜くことは、今を生きる女性に必要な条件と言える。アタマを使って身を守り、
しなやかに生きる−−そんな女性が増えてくることを期待して、このコラムを始めたい。
第一回:女性にとって極めて不愉快なチカン被害を未然に防ぐには?
第二回:小っちゃな守護神
第三回:“死角い”密室
第四回:コンビニ作法--コンビニ安全活用術
第五回:誘う窓 〜 侵入者は見逃さない
第六回:個人情報管理術